他社にチラシを発注してよくわかったこと。制作費の「安い」「高い」の差。

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ホームページだけでなく、チラシも作っているうちですが、うちの案件とは別に、先方の指定もあり、チラシを他社に発注したことがあります。

で、そこの業者は見積もり金額がめっちゃ安くて、「世間の業者さんはこんな価格でチラシを作っているところもあるのか。。」と思ったのですが、進めて行く中でなぜ、そんなに安いのかわかりました。

※この記事は、1つの業者をディスってるわけではなく、なぜ、同じようなチラシやホームページでも安い高いが出てくるのかを伝えるために書いています。

こちらが出したラフ案をそのままデザインとして採用

構成案として、ラフに作ったものを送って、これを元に作成してください、とお伝えしたのですが、驚いたことに、ほぼそのまま作って初稿として送ってこられました。
私の出したラフ案に、指定した写真とテキストを配置しただけのような感じです。

写真の配置にいたっても、私の作ったラフ案では適当に隙間などを気にせず配置したのですが、そのまんま、適当に数枚貼り付けておられる感じ。。。

同じデザイナーとして、この仕事ぶりはどうなんだろう、と思いましたが、今回の業者は見積もり金額がおそらく、市場の半値以下。

つまり、見積もり金額が安いということは、それだけしか時間がかけられないということ。

デザインとか、見やすいとか、それを見た人が抱くイメージとか気にする前に、最低限まずはチラシが欲しい人向けに、この料金設定なのだろう。

今回のチラシは、これで集客をしようとか、イメージアップをはかるためのものではなかったので、この見積もりになったのかもしれないし、もともとこういうスタイルで仕事をされている業者なのかもしれない(「安くて早い」を売りにしている)。

「安さ」を売りにするのと「質」を売りにする違い

これはどんな業種にも当てはまるけど、売りにするのは「安さ」なのか「質」なのか。
そしてそれに伴う値段はどうするのか。

自分で事業をされている方は、まなさん考えることだろうけど、値段設定って、なかなか頭を使う。

うちの場合は、材料費や場所代などはかからないので、要は「時間」(人件費)と「技術」(これまでの経験で培ってきたもの)をお金に換算する必要がある。
依頼を受けると、これくらいの時間がかかって、これくらいの技術が必要だと換算して金額を算出する。

正直、上記の業者のやり方のように「お客様の言うままやる」というのが実は一番時間がかからないのかもしれない。
「あなたがこうやってと言っから、こうやった」と言えるし、お客様が「思うようなものができた」とすぐに納得してくれることもあるから。

もし、「質」を売りにするなら、「もっとこうした方が良い」、「こうした方が見る側は、見やすくわかりやすい」というのを経験から提案する必要があるし、そうすることがデザイナーの仕事になる。

ちょっと話は逸れるけど、よく「お任せで」としてくれた方が、安く、質も良いものが出来上がる、と言われるのはこのことからも言える。
お客様の要望をヒアリングして、最前の方法を経験から提案することができるから。

「お客様の要望に応えるのが、最前」で間違いは無いけど、その要望が現実に叶えられないなら意味が無いので、どうやったら、本当に要望に応えられるかをデザインとして落とし込むのがデザイナーの仕事だ。

それが「質の良い仕事」に繋がるんじゃないかな。
「質」は、技術や経験に基づくものだと考えます。


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