【人権作文の書き方】小学4年生の宿題に付き合ってみた

「読書感想文」の宿題に悩む人も多いと思いますが、小学4年生からは「人権作文」の宿題が登場する小学校も多いのではないでしょうか。

「人権作文」って一体何を書けばいいのだろう? 大人でも悩みますよね。
読書感想文も大変ですが、人権作文はテーマから自分で決めないということで、さらに敷居が高い気がします。

中学生くらいにもなると、何か普遍的なテーマとか書けそうな気もするけど、まだ10歳そこそこの男子にどう書かせたらいいのか。。

四苦八苦しつつ、2日間かけて(実質3,4時間程度?)書き上げました。




今回は、我が家なりに書き上げた方法をまとめてみたいと思います。
何か変わったことやひねったことをするわけでもなく、かなり初歩的な内容だと思いますが、来年もきっと人権作文の宿題はあると思うので、我が家のためにもまとめるのと、ほんの少しでも誰かの参考になれば幸いです。

人権作文の書き方

人権作文のテーマを決める

テーマを決めることがまず重要なのですが、まず「人権」ってなんぞや?というところから入る気がします。
我が家の場合は、とにかく身近なことで書いた方が書きやすいかもしれないと思ったので、普段の生活を思い出して、どんな内容が書きやすいか子どもと相談しました。

子ども本人が、毎朝元気にあいさつをすると、なぜか気持ちいい気分になると言ったので、テーマは「あいさつ」にしました。

提出用とは別の原稿用紙に下書きする

いきなり提出用の原稿用紙に書くのではなくて、別の原稿用紙にまずは下書きをしました。

練習用として書くので、丁寧に書かなくても良いし、余分だと思った文章を棒線で決してもいい。

書き出しって一番悩んでしまうので、下書きなんだと思ったら心理的ハードルが下がって、とりえず書いてみようと思える気がします。

もし、はじめから提出用の原稿用紙に書くと、考えながら書くことになって、途中で「前の方であれを書いておきたかった」とか、言いたいことが変わってきたりすることもあるので、それを修正するのに時間が余計にかかってしまいます。
書いたものを消しゴムで消すのって、大変だし子どももめっちゃ嫌がる。。

別の用紙に下書きすることを、去年まですごい勢いで拒絶していた我が子でしたが、余計に時間がかかることを理解したのか、小4の今年はすんなり下書きをしてくれました。

自分なりの「起承転結」を考える

文章を書くとき「起承転結」が大事!と言われますが、起承転結と言われても、正直何をどう書き始めたらわからないと思うので、「起」「承」「転」「結」を一つずつ具体的に何を書くのか子どもと相談しながら考えました。

【1.起】「あいさつ」をテーマで書こうと思ったきっかけ

「あいさつを元気よくすると、気持ちが元気になる」と思ったので。

【2.承】具体的な実際に体験した話

学校で毎朝教室に入る時に、先生や友達に挨拶をすると、元気になれる。
挨拶するのは、場合によっては勇気がいる時もあるけれど、挨拶をすることで相手の様子がわかる。

【3.転】「あいさつ」にまつわる話

剣道を習っている。剣道は「礼にはじまり礼に終わる」と言われる話を紹介。
礼儀を大切にするのは、相手を敬い感謝する気持ちを表すため。

【4.結】まとめ。これからどうしたら良いと思うか

これからも、今まで以上に自分から挨拶を元気よくしたい。

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人権作文の書き方のまとめ

こうやって、「起承転結」4つの軸に分けて、それぞれ何を書こうか考えていくと断然進めやすいです。
また、文字数が決められていたら、「起」の部分は300字くらい、「承」の部分は400文字くらいとか、ざっくり文字数の目安を決めておくのも、全体のボリュームを考えながら書けるので、書きやすくなると思います。
(うちの場合、この文字数の目安を考えていなかったので、かなり短めな人権作文になってしまいました。。最低文字数が決まっていなかったので、まあいいか、となりました。苦笑)

「起」「承」「転」「結」それぞれの何を書くか、文字数の目安を決めたら、あとは自由に下書きする

4つの軸を考えて、「起承転結」それぞれの文字数の目安も決めたら、まずは、下書きの原稿用紙に子どもに自由に書いてもらいます。

文字数は足らないところは、あとで相談しながら肉付けしていってもいい。

提出用の原稿用紙に書く前に、いろいろと試行錯誤するのが作文の大変なところでもあり、面白いところなのかもしれません。
(本人的には苦行だろうけど。。)

あとは、下書きに沿って、原稿用紙に書く

ある程度、自由に下書きが出来たら、提出用の原稿用紙に書きます。

通して読んでみる

一通り書いたら、声に出して読んでみます(子ども本人が嫌がったら、黙読でもヨシ)。
おかしな言い回しとか気になるところが見つかったら、そこを直して終わり。

・・・・・こう書くと、すんごいスムーズに仕上がったように見えるかもしれませんが、実際、子どもの考えや言いたいことを尊重しつつ、言い回しがおかしくないか、誰が読んでもわかる文章なのかを手助けしていくと、かなり時間がかかりました。。
うちの場合、なんやかんで合計2.3時間くらいかかった気もする(途中休みながらですが)。
(この辺りは子どもの文章力によって、時間のかかり方も全然違うと思います)

我が子の遊びながら宿題する姿勢(下書きにうん◯のイラスト書いたり、文章の語尾を訛らせたり。。。)に、私は始終イライラ爆発モードだったことはあまりここでは書かないことにしておきます…。

暑い夏にイライラすると余計に暑くなってイライラ度アップするので、もし夏休みの宿題に人権作文の宿題が出たら、宿題開始前に冷房は強めにするのをオススメします(笑)。

我が家なりの人権作文の書き方が、誰かの参考になれば幸いです。

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