在宅で仕事ができる企業もここ数年で激増しそうだけど、喜んでばかりもいられない

最近、在宅勤務を導入する大企業が増えいている。

在宅や好きな場所で仕事ができるのは、フリーランスや自営業とかの特権ではもはやなくなっているようだ。
安定した(と言われている)大企業で在宅ワークなんて出来たら、もう言うことなしじゃないか!
在宅ワークって女性がするイメージがまだ強いけど、毎日じゃなくてもたとえ週1日でも男性が在宅ワークとかできたら、子育て中、介護中の人にとっては最強。

こういう流れは、インターネットがいろんな意味で普及したのももちろん(大容量のファイルが送れるようになったとか、セキュリティをある程度確保できるとか)、日本の人口減少に歯止めをかけるためにテレワーク(在宅での勤務)を国が推奨しているらしい。

(おかげで、年末には総務省の『ふるさとテレワーク推進事業』の一環であるテレワーク移住体験も経験できた我が家です。)

・・・で、そう思ってた矢先、

このブログを読んでいてすごくこれからの働き方を示唆しているなと。

内容は上記を読んでいただくと一目瞭然だけど、下記に抜粋。

「会社に来なくても良く、仕事はどこでやっても良い」という制度を導入した企業がどうなったかという話。

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導入に関しては、ほとんど全員が賛成したが、制度を導入するにあたり、この会社は人事評価の基準を大きく改めた。
具体的には、リモートワーク導入前は評価の軸が以下の3つだった。

・業務に求められる能力をどの程度保持しているか

・良い勤務態度か、意欲はあるか

・成果を出したか

リモートワーク導入後は、評価の軸は以下の2つとなった。

・仕事の締め切りを守ったかどうか

・挑戦し、かつ結果を出したか

つまり、「意欲」や「能力」は評価の対象から外します、成果だけで見ますよ、という宣言が為されたと言っても良い。

その結果、どうなったかと言うと、

結論としては、予想通り(というか狙い通り)30代後半から40代にかけての「実力のない社員」のかなりが、給与の大幅減を経験した。
逆に20代後半から、30代半ばの「本当に仕事をしていた層」の給与が大幅にアップした。

つまり、社内は「2極化」したのである。

そして、その後「給与減」された、社員の半分は、会社を辞めた。

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この記事を読んで、在宅ワークが導入されていく中で、この5年くらいで本当の意味での働き方が変わってくるのだろうと思った。
在宅とか、ノマドとか、正社員とか、派遣社員とか、アルバイトとか、フリーランスとか、企業とか個人とか、そういう枠組みが関係なくなる。

どう働くじゃなくて、どう結果を出すか、どう社会に実質的に貢献できるか。

なんか、ぞっとするのは私だけでしょうか。。(いや、本来はワクワクすることなのだろうけど)

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昔私が勤めていた会社の上司の話になりますが、夕方まではのんびりインターネットなどしていて、定時の18時になると急に忙しいといって仕事をはじめる人がいた。
家に早く帰りたい願望がないようなミドル世代の人で、単純に労働時間=人事評価のような古き良き時代の会社だったので、とりあえず会社にいる時間を伸ばし、彼は忙しくもないのにせっせと残業をしていた。
さすがにそういう勤務態度を年がら年中やっているわけではなくて、忙しいときは本当に忙しくて残業をするのだけど、そうでもない暇なときでさえ、「なんとなく残業」してしまうのが、会社員あるあるかもしれない。

タイムカードを押すたび、「よし、◯時間残業だな」と時間を確認していたあの人は今どうなっているだろう。まだギリギリ、管理職を手に入れている世代かもしれない。
(いうまでもなく、その人の部下だった私は、それに付き合わされていた。。)
このタイムカード、一体なんのためにあるんだろう、仕事していない人が「している風」を醸すための道具なのかと、まだ20歳そこそこだった私は社会人ってこうやって生き延びるんだと学びました(いや違うけど)。
本当に忙しくて残業している人もいるのに、評価の基準が勤務時間って本当に無駄な制度だなと思いましたとさ。

少し話は変わりますが、広告代理店に勤めている30代半ばの私の実弟の話。30代半ばもなると、部下をいろいろと見ているらしく、弟曰く、
「最近の若手社員は、お金じゃなくて、やりたいかやりたく無いかだけ」
らしい。

お金が出るから残業するとか、昇進したいとか、そういうのではなくて、自分がそれをやることに意味を感じるかどうかなのかもしれない。

それが会社のイチ社員として良いのか、悪いのか私にはわからないけど、「ゆとり世代」って色々なところで叩かれたり、「だからゆとりは」とか言われるけれど、私個人的にはこの世代が働き盛りになる30代半ばになる頃、大きく働き方が変わるんじゃないかと、思ったりする。
お金のためだけ、安定のためだけ、次の休みだけを楽しみにしながら、自分の時間を犠牲にして働くのは、もうひと昔の話になってるんじゃないかな。

大企業に勤めている人も個人でやってきている人も、自分にどんなことをできるのか、どんなことに興味があるのか、それをどうやって社会に還元できるのか、そういう事を考えてきた人が実力をつけていくのかもしれない。

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