はじめて確定申告する方へ。無料で受けられる「記帳指導」を受けないともったいない

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※この記事は、2017年11月13日書いたものを、リライトした記事です。

事業をされている方には、来年3月締め切りの確定申告向けて、税務署から書類が届いているかと思います。

今回は、「はじめての確定申告、なんのこっちゃわからん!」という方のための記事です。
とりあえず言っておくのは、私は数字か超絶苦手で、小学校から算数が大嫌いで中学、高校でも数学があるというだけで、憂鬱だったくらいです。

そんな私が、独立してしまって確定申告せなあかんことになり、個人で事業をするなら税務署で「開業届けと青色申告はやる」というのが鉄則ということだけは調べて知ったので税務署にまず行きました。

独立してはじめの2年間はまだ夫も独立しておらず、私一人で仕事と経理もしないといけなかったので、かなり不安でしたが、税務署に行ったときに教えてもらった「記帳指導」の存在が、かなり役立ちました。

開業初年度は、無料で記帳指導を受けることができる

確定申告とかって面倒臭そうだけど、税理士さんにいきなり頼んだりしたら、お金かかるし、ネット見ながらでもできる?と思っている方、朗報です。

「記帳説明会」と「記帳指導」を無料で受けられます!

【記帳指導が無料で受けられます】
税務署では、帳簿のつけ方から決算・確定申告の手続まで、税の専門家である税理士や、パソコンの指導員等によるアドバイスを無料で受けていただく「記帳指導」の機会を設けております。

・「記帳説明会」は、 
日にちが決まっていて集団で税務署で、ざっくりと確定申告について学ぶ講座の事です。

・「記帳指導」は、
税務署から派遣された税理士さんが1人ついてくれて、確定申告を終えるまで面と向かってサポートしてくれる制度の事です。

私が税務署で開業届けと青色申告をした時、「記帳説明会がありますけど、受けられますか?」と職員さんに声をかけてもらいました。
無料とのことで、もちろん受けます!と伝えました。
さらに希望者には、無料で税務署から派遣された税理士さんをつけてくれて、1年に3、4回、税理士さんが面と向かって指導をしてくれるというではありませんか。

税務署の記帳説明会と記帳指導

まずは、税務署主催の「記帳説明会」で、青色申告制度の概要や、帳簿の記帳のやり方などをざっくりと説明してもらいました。
記帳説明会は6月上旬に開催され、もっと詳しい帳簿の書き方などを知りたい場合には、「記帳指導」に任意で申し込むことができます。もちろん、無料です。

税務署で集団で受ける記帳説明会

記帳説明会は、税務署で集団で講師の方(税理士)のお話を聞くという感じでした(日程は決められていて半日ほど)。
正直、内容を聞いても私にはよくわかりませんでした(苦笑)。

うちの場合、仕入れとかも無いし、事務所も自宅なので家賃も無いし、人もいきなり雇うつもりもなかったので、とりあえずざっくり、青色申告の流れを学んだ感じになりました。
個別で後日、記帳指導も受けられるから、なんとかなるだろうと思っていました。

個別に税理士さんが対応してくれる記帳指導

事前にいつどこで記帳指導を受けたいかなど電話で希望を伝えることができました。
私の場合は、出来れば平日、自宅まで来てもらえるのと、女性の方が良いと伝えました。

すると、同じ市内に住む、女性の税理士さんを紹介していただきました(今ではfacebookでも繋がっている!)。

(私はたまたま自宅に来ていただけましたが、税理士事務所に行って指導を受ける場合の方が多いかもしれません)

この方には、本当にお世話になりました。

レシートのまとめ方や、携帯電話代、ガソリン代、電話代、打ち合わせ費などなど、どの項目がどれだけ経費になるのか、まさに手取り足取り教ええてもらいました。

しかもズボラな私は、記帳指導日までにやっておかなければならなかったレシートをまとめる作業などをやっていなかったりして、それでも優しく一緒に手伝っていただきました。。。

この税理士の方には2年間も記帳指導でお世話になり、この方がいなければ確定申告が出来ていなかったかもしれません。

※お住まいの市町村でもしかしたら、記帳指導を受けられる回数などが異なるかもしれないので、管轄の税務署にお問い合わせください。 

確定申告で使うソフトは・・・

確定申告1年目

1年目は、それほど項目も多くないし(とくにWEBの開発系やデザイナー系の人は仕入れが無いのと、経費になるものがあまり無いので)、エクセルを使って計算しました。
確定申告のためにソフトを買うのすら勿体無かった。。。
(当時は、まだWEB上の会計ソフトがそれほど普及されておらず)

ただ、これは記帳指導の税理士さんがついてくれたから出来たのだと思います。

エクセルで出した数字を、税務署に提出する青色申告に紙に記載する必要があるので、かなり面倒な方法だったと思います。
(当時、確定申告のためのソフト(1万円程度)を買うのがもったいないと思ったので;;)

確定申告2年目

2年目は、毎年確定申告をしないといけないなら、税理さんからもおすすめされた、「弥生会計」(当時はまだオンライン上はなく、実際のソフトをインストールするもの)を購入しました。
今ではオンライン上でできる会計ソフトも安く(初年度無料とか)利用できるので、エクセルとかでやるより、やはりソフトを使う方がオススメです。

確定申告の定番、「弥生会計」のオンラインソフトはこちら↓

フリーランスといえば、これ!というくらい圧倒的に使っている方が多いブラウザで操作する会計ソフト。↓
我が家も法人化してから、(freee|法人版)にしました。
電話サポートもあるのでありがたいです。

個人事業で開業されている方はとりあえず、こちらを使っていたら間違い無いのでは?と思います。
(画面がわかりやすい)

「弥生会計」も「freee」もまずは無料で試しで使えるようなので、どちらも登録して自分の使いやすい方を使って行けば良いかと思います!

無料の記帳指導、是非利用してみてください!

私は、開業届けを出すときに、たまたま職員の方にこの記帳指導の話を聞きましたが、当時同時期に同じ税務署で開業届けを出した友人には、記帳指導についての説明は無かったらしいです。
税務署のサイトを見ても、無料の記帳指導について説明が書かれている部分は見つかりませんでした。
(パッと探しただけなので、よーく見たらどこかに書いているかもしれません)

こんな便利な制度、もっと公にしたらいいのに!

私の場合は、2年間、8回ほど自宅に税理士さんに来ていただき、1回につき1時間〜2時間ほど、実際にパソコンの画面やレシート、領収書を見ながら説明していただくことができました。全て無料で!

これから事業をするのをきっちり公にして、ちゃんと税金を支払うという人には、それをサポートする制度は至極当然のことかもしれません。

時々、有料で確定申告のやり方についてセミナーがあったりしますが、まずは、管轄の税務署で無料の記帳指導を申し込んでみてはいかがでしょうか。

記帳指導でなくても、税務署では随時税金や確定申告についての質問は受け付けてくれるようです。(それが仕事ですもんね)

確定申告前になると、特設の相談コーナーとかもあったりすると思うので、焦らず頼れるところは頼りながらやってみて良いかと思います。

ちなみに、無料の記帳指導を受けられる場合は、記帳指導の日までには、使うソフトをある程度決めて、その画面を見ながら説明を受けた方が、お互いスムーズだと思います。
無料で始められるので、会員登録とわかるところまで埋めてみることをおすすめします!

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