Yahoo!ニュースなどで、夫が家事と思っていない「名もなき家事」が存在。やっているのは9割が妻という記事を少し前に見かけた。
要は、「ご飯を作る」とか「食器を洗う」とか「洗濯をする」とかいった言葉では説明できないような、細々とした家事をやっているのは妻ということ。
Yahoo!の記事にはこんな記述も。
夫は一時完結型、つまり作業した結果が出やすい家事を実行する傾向があり、妻は継続的な家事、日ごろから注意してその場その場で対応していく家事を実行している傾向があると感じた。
注意していないと見落としがちだけど、やらなければならない家事=「名もなき家事」の負担が、妻側に偏っていることが、調査結果の差として表面化しているようだ。
うんうん、確かに。
夫婦で在宅で一緒に仕事をはじめて3年目の我が家。
夫に家事を半分してくれとは言わないけれど、家にずっといるんだから、外で働いていた会社員だった頃の5倍くらいはして欲しい。
洗濯やゴミ捨て、息子の習い事の送迎は、してくれている。
作業した結果がわかりやすいからだと思う。
それとは対照的に、晩御飯の後片付けを頼むと、夫が独立してはじめの2年くらいは何度言っても、布巾が干されていなかったり、鍋のフタだけ洗われていなかったり、お茶のタッパーがほったらかしなことが多かった。
「食べたときに使った食器を洗う」だけが「晩御飯の後片付け」と思っていたのだろう。
在宅3年目でようやく、一通り出来るようになってきたと思う。。注意すると機嫌が悪くなるので、注意しなかったからかもれない。
自分でそれがなぜ必要か気づくまでは、自分からすることはないのだろうな。
子どもの勉強と同じだ。
いや、子どもの勉強だけじゃなくて、仕事でも毎日の雑用も「なぜそれをする必要があるか、やったことで、どうなるか」がわかるから、頑張れる。
前置きが長くなったけど、思いつくだけ我が家の「名もなき家事」をあげてみようと思う。
毎日するもの、不定期にするものがあるので、分けてみる。
名のある家事もある気がするけど。
名もなき家事一覧
だいたい毎日するもの
- 朝起きて、リビングのカーテンを開ける
- 寝床を整える
- 洗濯物をたたむ
- 朝ごはん準備
- 朝ごはんの片付け、食器洗ってテーブル拭き
- 次男の着替えからの幼稚園送迎
- 玄関の靴を揃えて、砂だらけなので簡単に掃除
- リビングが昨晩のまま、散らかっているので、あるべきものをあるべき場所に
- 掃除機かける
- キッチンのシンク、蛇口周りの掃除
- お風呂の水が流れるところの毛やゴミをとる
- 子どもの宿題をみる。サインをする
- 麦茶を作って、タッパーに入れて冷やす
- 布巾は干す
- 使わない鍋は台におきっぱなしではなく片付ける
- ガス台、さっと拭き掃除
- 食洗機から食器出して、食器棚に片付ける
- 子どもの給食の箸や、水筒準備。帰ってきたら洗う
- 晩御飯の下準備(野菜茹でとくとか、副菜作っておくとか、味噌汁やスープだけ先に作っておくとか
- 次男への寝る前の絵本読み
- 次男をお風呂入れて、出して、着替えさす
不定期にするもの
- トイレ掃除。便器やら床やらドアノブやら。ウォシュレットの掃除はどうしたらいいのか
- 玄関マットやトイレ、キッチンマットを洗う
- 洗面台、鏡を磨く
- 玄関の鏡を磨く
- リビングの窓を磨く
- ベランダの溝掃除
- ベランダの植物の水やり
- 窓のサッシの掃除
- 押入れのふすまの下の溝にたまる埃掃除
- キッチンのシンク、蛇口周りの掃除
- 夫の仕事部屋の整理(ほおっておくとダンボールとビニール袋や冊子がたまっていく
- お風呂のふたや洗面器、鏡、床を磨く。
- リビングの床を磨く
- キッチン台、全体を磨く
- 食器の水切りカゴを洗う
- 子どもの学校、幼稚園、習い事などのスケジュール確認
- 冷蔵庫を掃除(全体はしないけど、野菜室とか製氷機とか気づいた部分だけ)
- 電子レンジ、トースター、炊飯器掃除、
- ガス台、五徳掃除
- 揚げ物した後の油の始末
- シワになる服やシャツなどのアイロン
- 不要なプリントや郵送物を処分
- ビールのアルミ缶がたまったら捨てる(私は飲まないのだけど)
- 衣替え
- いらなくなった服やおもちゃの処分
- 埃のたまりやすいテレビ台や棚の掃除(さっとモップで拭く)
- トイレットペーパーの補充
- リビングのティッシュペーパーの補充
- キッチンのキッチンペーパーの補充
- トイレの芳香剤の補充
- 調味料の補充
- 子どもの上靴洗う手伝い(長男は任せられるけど次男はまだ)
やってしまうから、夫に伝わらない
こう列挙すると、ほぼ私がやっている。
私がやっていることだけを列挙してるだけ、と夫に言われるかもしれないけど。
もちろん、洗濯やゴミ捨て、息子の習い事の送迎とか、たまの食器洗い、たまの昼ごはん作りとか、夫がやってくれてるのはわかってる。
でも、家事は大枠におさまるものだけじゃなく、ちょっとしたことの集合体で、まさに「名もなき家事」がてんこ盛りある。
「家事は、マイナスをゼロにすること」とどっかのサイト(多分上に紹介したサイト)で見たけれど、まさにその通り。
ゼロにするだけなので、ぱっと見は特段変わったところが無い。
でも、ゼロにしないと、マイナスがどんどん掘り下がって手がつけられなくなる。
「夫が家事を全然やってくれない」と嘆く人も多い思うけど、多分、頼むより自分(妻)でやった方が早いしストレスもたまらないから、結果、夫は何もしない、もしくは言われたことだけしかしなくなってる気がする。
私の夫が、牛乳とか玉子とか、調味料、ティシュペーパーとか、在庫が無くなった時に気づいて買ってきてくれるようになったのも、家にいる時間が長く、それなりに家事をしているから、自分で気づくからだと思う。
無かったら困ることが他人事でなく、自分や家族だから、頼まれなくても自分で気づくようになった気がする。
どうか、もし家事をまあまあ手伝ってるのに、妻が全然感謝してくれないと思っている男性がいたら、頼むほどでもない(頼む前に自分でやってしまった方が早いと思っている)家事を、実は妻がてんこ盛り抱えていることを知ってほしいです。
こっそり、どれか1つ、2つでもやってくれていたら、それだけで私は嬉しい。
(子どもにも、やってもらうことを増やすことも大切だな。)
あと10年くらいしたら、一般の人でもAIや、家事外注に頼れるのかもしれないと思ったり。
10年は長いぞ〜! 家事AI求む!