私が会社員のとき、長男の保育園で一緒だったママの中に、在宅で仕事をしている人がいて、まさに喉から手が出るくらい、羨ましかった(比喩表現、なんか間違ってる?)。
彼女は税理士さんでした。
「家で仕事してるって言っても、毎日してるわけじゃないしね〜。」と、早めのお迎えをしている彼女を見て、とくに資格も技術も無い私には夢のまた夢だな〜なんて羨ましかったものです。
あれから、8年ほど経って、気づけば当たり前のように家で仕事をしています。
(なんなら夫も)
資格も技術も自慢できるものは無いけど、なんとか今までやってきています。
今では国をあげて、企業のテレワークを進めていったり、在宅での仕事も、毎日ではなくとも、少しずつ大企業でも解禁されていたりします。
でもまだまだ少数派。
こんな企画を見つけました。
総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府では、東京都及び経済団体と連携し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした働き方改革の国民運動を展開します。 2020年東京オリンピックの開会式にあたる7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけ、交通機関が混雑する始業から10時半までの間、一斉テレワークの実施及び効果検証に参加いただける企業・団体を募集しています。
らしいです。
こんな企画が国主導であるなんて、企業もどんどんテレワークに移行していいくのかな〜と思ったら、
「始業から10時半までの間、一斉テレワークの実施及び…」
朝10時半までテレワークって、そんな1時間ほどの時間をテレワークというのか?いっそのこと午前お休みの方がええんちゃう?
と思ってしまった私です。
どうせやるなら、テレワークウィークとして、1〜2週間お試しでテレワーク実施とかの方が、効果を検証するのに意味があるんじゃないだろうか。
丸々2週間無理でも、週1だけ出社して、あと平日4日は家で、とかの方が。
今さら「在宅ワーク」について書くのもアレですが
SNSや周りでフリーランスや独立している人が多いので(単に、私がフォローしている人がそういう人が多いというのもある)、今さら在宅での仕事について書くようなことでもない気もしますが、自分の生活や仕事を振り返るためにも、自分が感じる在宅のメリットデメリットを大きく3つずつ、ざっくりアップしようと思います。
在宅ワークのメリット3つ
1.仕事のスケジュール調整がしやすい
午前中に食料の買い出し行って、その後から仕事ということもできるし、子どもの学校や幼稚園などのイベントにも、気兼ねなく参加できます。
昼間に終わらなかったら、残りは夜にとか、今日はプライベートが忙しかったから、明日がっちり集中しようというのも可能。
納期さえ守っておけば、自由にスケジュールを組めるのは在宅ワークのメリットかと思います。
ただ、在宅ワークと言ってもいろいろあるので、1日にやることや時間が決められている場合はこれに当てはまらないですね。。
2.家事育児に余裕を持てる
在宅ワークの最大のメリットは、仕事の合間に家事ができて、家事育児との両立がしやすい事だと、子育て絶賛中の私は思っています。
同じく在宅ワークの夫もそうだと感じてるはず。
夫の子どもとの時間は、会社員時代の10倍いや、それ以上あるんじゃないかと思います。
3.平日に自由に動ける
平日にしか出来ないことって結構あります。
役所関係とか、空いているイオンでゆっくり買い物とか(笑)。
小学校は、イレギュラーで帰宅が早くなることもやたらあるし、仕事の打ち合わせさえ調整出来れば、いつでも子どもに合わせて家にいられるのも、ヤキモキしなくて済みます。
メリット 余談
満員電車に乗らなくていいとか、もう遠い昔すぎてメリットとして書くのもどうかと思うくらい、記憶が薄れつつあります。。。(遠い目)
でも、実は通勤が無いことが一番のメリットなのかもしれない、と書いてから思いました。あの往復時間って時間も体力も無駄しかないですよね。
在宅ワークのデメリット3つ
1.スケジュールを自由に調整できるが故に、用事が増える
夫の場合は、例えばマンションの管理組合の平日の会合やらにやたらと駆り出されること。
私で言うと、PTA役員をしていて、働いているとはいえ、平日に都合がつくので、ちょっとしたことを引き受けてしまうこと。
これらはお断りしようと思えばできるし、とくに他の人から押し付けられているわけでもなく自分から引き受けているのですが、結局は、動ける人がやったほうが結果的に楽という感じでしょうか。
2.平日ウロウロしていると、何をしている人だろうと思われがち(特に男性)
幼稚園の送迎とか、平日の夕方の公園とか、ママ率が高い場所にはなかなか行きづらいようです。>夫。
と言いつつ、時々行ってくれていますが。
SNSでよく見る、フリーランスのパパとか、実際に存在するのか?というくらい、自分の周りにはそういった生活をしている人がいないな。。
3.平日と休みの境目が無くなる
良くも悪くも、どうしても平日と土日の境目が曖昧になります。
ただ、子どもがまとわりつくうちは、嫌が応でも土日は仕事はしない(できない)ので、良い感じにメリハリがついているかもしれません。
デメリット 余談
在宅で仕事だと、オンオフの切り替えが出来にくいので、仕事をしすぎる人がいるかもしれません。
土日、連休関係ない人もいるけれど、正直、休んだ方が周りにも喜ばれる気がする。。
在宅ワークの鍵は、時間で区切るのではなく、成果だと思う
在宅ワークのメリットが出やすいのは、雇用されている場合ではなくて、フリーランスや独立した人なのかもしれないと最近思います。
雇用されている場合、時間で働いて固定のお給料が発生するので、単純に決められた仕事を家に持ち帰ってるだけ。
残業しないようにしようとか、仕事の成果を出すための工夫とか、そこでは生じにくいと思います。
こんな記事を見つけました。
大企業がリモートワーク(会社以外の自由な場所で働くこと)を廃止しはじめているという記事。
リモートワークはなぜ制限されるのか?──シリコンバレー在住の起業家がその仕組みを解説
単純に、「拘束時間でいくら」という仕事だったら、誰の監視もない家だったら当然怠ける人も出てくるはず。
頑張っても頑張らなくても、報酬が一緒なら、「この仕事早く終わったけど、明後日くらいに出しておこう」となってもおかしくない。
日本のテレワークを実現していくには、時間で拘束してえる報酬ではなくて、成果報酬が鍵なんじゃないかと思ったりします。
長時間労働とか、正規、非正規社員とか、女性の社会進出、少子化問題とか、いろいろと言われているけど、
「仕事をした分、報酬がもらえる」
「オリジナリティーのある仕事(その人ならではの仕事)をした分、報酬が高くなる」
みたいに、正社員とか非正規社員とか、女性、男性の「身分」じゃなくて、実際した仕事で評価されていけば、これらの問題の解決の糸口になるんじゃないかな。
(その評価の仕方が、テレワークの最大の課題とも言えそう。)