※この記事は、2017年7月の記事を2018年4月に更新しました。
Webデザイナーやプログラマー、ライター、イラストレーターなど、在宅でもできる仕事でフリーランスになる女性が増えているよう。
実際私の周りにも、いろいろなジャンルでフリーランスとして働くママがたくさんいます。
ここ最近は、企業がフリーランスに外注として仕事を依頼することが多くなってきているし、クラウドワークス
をはじめとするクラウドソーシングを使って、営業しなくても仕事を取りやすくなったりと、副業としても家で出来る仕事が以前より格段にやりやすくなっている。
在宅で仕事をするWebデザイナーなら、育児家事の両立がしやすいし、技術をつけてきちんと納品出来れば、外でパートに出るよりも報酬を高くする事ができるし、実績も積めばどんどん単価をあげることもできる。
ネットでもWEB関連のスクール広告で、「ママでもできる!」「在宅で高収入」的な触れ込みをよく見かける。
パソコンの前で、ママの膝の上に小さな子どもを座らせて「あなたも、○○ケ月にWebデザイナーに!」みたいなオンラインスクールのサイトを見ると、もちろん、わかりやすいようにその写真を選んでいるのはわかるけど、かれこれ6年ほど在宅で開業してる私にしたら、子どもを膝に座らせて、仕事なんか出来るかー!!と言いたくはなる。
何が言いたいかというと、小さな子どもをどこにも預けず家で見ながら仕事をするのは、かなり厳しいということ。
(ほんの少しの時給500円にも満たないような、お小遣い稼ぎでいいと割り切るなら出来ると思うけれど)
ねんねの赤ちゃんの頃は在宅の仕事も可能
私も次男の出産後は、産後2,3ヶ月してから、少しずつ仕事をしていた。
ねんねの頃は、正直、思うより余裕だったかもしれない(0歳のときは割とよく寝てくれる子だったこともあり)。
仕事が気分転換にもなったし、家にいながら社会と接点を持てるのは、やっぱり在宅ワークのいいところだ。
0歳のうちは、子どもをガッツリ週5であずけてまで仕事をしたいと私は思わないけど、やっぱり、少しは育児以外で、自分が集中して何かを時間離れたいと思うことも無いし(時々短い時間は離れたいと思うよ、そりゃ)、
ただ、ハイハイしだしたり、歩き出したりすると、もう一瞬たりとも目が離せなくなり、一気に集中できる時間が無くなった。
その頃、夫も家で仕事をしはじめていたので、見てもらいながらなんとかこなしていたけど、もちろん「ママじゃなきゃダメ」な時もあるわけで。。
なので、結論としては、1〜3歳の幼稚園入園前の子を家で見ながら、仕事はなかなか出来ないと私は思う。
子どもが起きている間に仕事なんて出来ない(したくも無い)。
かといって、子どもの寝る間だけ仕事をするといっても、自分の睡眠時間も確保したいし、自分の睡眠時間を削ると、翌日の育児に支障をきたすので、結果、1日で集中できるのは、ほんの2、3時間になる。いや、3時間とか多い方だろう。
仕事を依頼する側からの視点になると
で、仕事を依頼する側からの視点になると、それだけの時間に出来る内容の仕事を振るのって、結構至難の技。
さらに、仕事の依頼や変更や修正依頼についてのメールを出しても、レスポンスが遅かったりすると、(実際の作業は時間が出来てから取り掛かってもらうとしても)、依頼した内容はいつくらいまでに対応可能かどうかの、イエスかノーの返答だけでも早めに応えて欲しいなと思うし、そういう人で無ければ、仕事を振りづらくなってしまうと思ったりするのです。
結局、1日1,2時間とかで出来る仕事となると、ちょっとボリュームのある案件や、まとめて依頼したい案件を引き渡せなくなるし、そうなると、バナー制作とか、スポット案件だと、当然単価が下がってくるし、せっかく、この案件やってもらいたい、と思っても、スケジュールの面で厳しいなと判断せざるを得ない。
で、結局、日中に時間を取れる人に仕事を振っていくという至極当たり前のことなんだけど、なんというか、在宅で出来るからと言っても、お小遣い稼ぎとして働こうと思っている人には、信頼していても、なかなか大きめの案件を振ることが出来ないのです。
子どもとの時間が大切なのは、私自身もわかっているけれど(そのために会社を退職したし)、本気でやっていこうと思うなら、それなりの覚悟もいるよな〜と、普段覚悟とか全然しない私ですが、思いました。
—–
Web系の仕事なんて、最低限の技術とコミュニケーション能力があれば、チャンスはいくらでもある気がするので、保育園代の2倍、3倍はすぐに稼げるようになると思うし(稼ごうと思えば)、なんだか、タイトルの質問を受けて、悶々と思いました。
時短(午前中だけとか)であずけられる保育園があったらいいのにな
記事の本題からはズレるけど、2歳時までの(幼稚園に入るまでの子ども)半日保育の保育園があったらいいのにな〜と思う。
朝8時から昼食前の11時半まで、とか。
場所は、全然使われていない公民館とかの一室とかでもいいじゃないですか。
児童館の一室を保育施設として利用できるようになってもいいかもしれない。
“定員は5.6人で、保育士さんは、小学生くらいの子どもを持つ、時短で働きたいママ保育士とか”
“お部屋は、公民館とかの一室”
“なんなら、隣りのお部屋がWifi完備してて、そこで仕事が出来る”
“園での食事の提供は無いので、設備とか考えなくて良いのでその分、保育料が安い”
で、家でお昼ご飯食べたあとは、一緒にお昼寝でもいいし、お昼寝している間に、ママは仕事したらい家事したり。
最強だー。
丸一日あずけたくないというママのために、またそこまで働けないというママのために、毎日少しずつあずけられる保育園があったら、きっと需要はあるはず。
それでも、子どもをあずけてまで働きたくないけれど、在宅でWebデザイナーをやりたいという人へ
その気持ちも、とてもわかります。
子どもが生まれてから幼稚園に通うまで、私立に通わせる場合でも3年間あります。
3年間、何もしない場合と、少しずつでも何か動いたり吸収していたりすると、3年後全然違う未来がある。
(※しかも子ども2人目の事とか考えたら、5、6年間未来の仕事のために全く何もしないのと、少しずつでも何か学んだり発信したりするのとでは雲泥の差になるのは想像できる)
全く仕事をしていないのと、少しでも仕事をしているとでは、これから先、全然モチベーションが変わるし、実績が1つでも増えると今後の選択肢がぐっと広がるはず。
次男のときはすでにフリーランスだったので、育休があるわけでも無く(長男のとき育休2年間あったけど、やっぱり無理しない程度で働きたいと思ったしWEB系の資格とかも取ったりしたよ)、隙間時間を使って、スケジュール管理さえきちんとすれば、少しずつ仕事を受けることは出来る。私が出来たので断言出来る。
幼稚園に入ったら、園にもよるけれど、1日5時間くらいの自由な時間が出来る。
私も、今現在、基本的にはその時間内で仕事をやっています。(時々夜に、子どもたちが寝てからもすることもありますが)
依頼する側として考える、次に繋げる方法
依頼する側の気持ちとして、下記のことをやっておけば、必ず次に繋がるんじゃないかとうことを書いてみます。
1.メール、チャットのレスポンスは、返信内容が難しくなければ1〜3時間以内に返信。
例えば、「これこれ修正はいつくらいまでに出来ますか?」の返答が遅いとこちらもスケジュールを組みにくいので、ざっくりとでも、ちょっと余裕をもった時間を返信するのでもいいので、返信が早いとそうでない場合とでは印象が大きく違います。
(メール、チャットを携帯に転送するのは必須。)
2.依頼された内容については、確実に対応する。
依頼された内容を依頼された時点でさっと確認して、できるかどうか返信しておくと、依頼する側も安心だと思います。
もし、依頼された内容がスケジュール的に厳しかったり技術的に難しい場合、こちらで巻き取ることも可能だし、巻き取る場合は早めの連絡がありがたい。
3.仕様など不明点はすぐに聞くか相談する。
これは、上記2と通じるけど、つまりきちんとお互いのすり合わせをしていて、不明点が出てきたらその時に聞くと後々ややこしくなることは無い。
4.とくに急ぎの案件のときは、いつまでに対応出来るかだけでも返信して、レスポンスを早くする
うちではチャットワークやメールでのやりとりが多いけど、投げた質問に対して、いつまでに出来るか、もしくはスケジュール的に厳しい、などの返信は早めにくれると全体のスケジュール感が掴めるので、ぜひそうして欲しいと思うし、私も依頼される側の場合はそう言う風にしています。
実体験:うちの次男が保育園に入るまでの間の仕事の仕方
私も、次男が1歳8ケ月に保育園に入るまでは、夫に見てもらいつつも、細切れの時間で仕事をしていました。
細切れの時間で、ホームページのデザインもしたし、ランディングページのデザインやワイヤーも作るし、打ち合わせや電話も応対していました。
私に0歳の子どもがいることを知らないままのクライアントもたくさんいました。
(無理なスケジュールを組まないので、言う必要も無かったというのもあります)
その時気をつけていたのは、レスポンスの速さと確実に納期を守ること。
時には、2、3日仕事が出来なくても、メールの返信や電話の応対は都度していて、まとまった時間が作れた時ダーっと集中して制作をしていました。
クライアントにこちらの都合で待ってもらう、ということは極力無くしました。
こちらが出したものに対して、クライアント側は確認する時間が必要なので、私都合で待ってもらう時間が増えると、全体のスケジュールが伸びてしまって、自分自身にもクライアントにも良いことなんか無いからです。
(もちろん、焦って提出する必要は無いし、無理はしません。)
ある程度信頼関係が出来あがった関係だと、即日返信が無くても、「まあ、あの人だから大丈夫だろう、今忙しいのだろうな」となるけれど、仕事を一緒にし始めて間も無い時は、やはり不安になるので、本当にレスポンスの速さって大事だな、と改めて今思います。
フリーランスという働き方はどんな生活スタイルでもマッチする
最後に言いたいのは、フリーランスで働くようになってから、「仕事をする」=「しんどいこと」にならなくなったこと。
会社員時代みたいに、休みが楽しみで仕事をする、というのが無くなったのは、本当に精神的に安定すると思う。
仕事自体が楽しい、面白い、喜んでもらえて良かった、と思えるかどうかで、モチベーションが全然変わってくる。
「在宅で出来るからWebデザイナーになりたい」と思っているだけだったら、続かないのかもしれない。
PR:自宅で学べるWEBデザイナーのスクール
今では、自宅でWEB学べるスクールがたくさんあります。
無料体験もあるので、他のオンラインスクールと比較するためにも受けて損はないと思います。
テックアカデミー
テックアカデミーでは、プログラミングの無料体験もあるようです↓
オンラインブートキャンプ 無料体験の内容を見てみる
CodeCamp
こちらのCodeCampも、無料体験あるようです。
現役エンジニアのオンライン家庭教師CodeCamp
WebCamp
上記のようなオンラインスクールに入って、育児の合間に、現役のプロに直接教わりながら技術をつけるのもいいですよね。
そして、うちでもそういったスクールを運営したいと思っています。
WEBデザイナー、WEBに関わる仕事がしたいといった相談を時々受けます。
やっぱり1人で独立する時不安なのが、クライアントの要望に応えられる技術があるかどうか、だと思うし、安定した収入を得るには、やっぱりそれなりの技術も必要です。
コワーキングスペースの運営をスタートしたら同時にそういうスクールも運営したいので、期待しててください(牛歩並の進み具合ですが!)。
お金を払ってまではちょっと・・・と思う方は、モノを売らないフリーマーケット【ココナラ】
がいいと思います。
例えばブログのヘッダー画像だけ、バナー画像作成だけでも、日本全国から受けることができます。