明日から新年度。
育休明けで仕事に復帰する人も多いかなと思い、私の思うところを書いてみました。
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今から9年ほど前の4月1日、当時1歳8ケ月だった長男を保育園にはじめてあずけました。
1ケ月半ほど慣らし保育期間がありましたが(1ケ月慣らし保育期間が欲しいと会社に伝えたところ、お給料が15日締めということで、結果慣らし保育期間が1ケ月半になりました)、
はじめの数日はまず1時間とか次はお昼まで、お昼食べられるようになったら、お昼寝が終わるまで、と、そんな風に段階を踏んで慣らし保育を進めました。
1日目から半日保育とか、いきなり丸一日とか、人によって状況は様々だと思います(うちの保育園でも、仕事の復帰状況などで1日目から丸一日あずける人もいました)。
1歳くらいで人見知りしない子だったら、はじめてあずけられても、なんてことない子もいるだろうし、うちの場合は2歳前で、もう誰が母親か他人か完全に見分けがついていたので、別れ際はそれはもう大号泣しました。
長い慣らし保育が終わっても、朝はとりあえず別れる前は泣いていたし、切なかったな。。。
保育士さんからのお手紙
そんなこんなで現在、長男は10歳、次男は4歳。
2人とも1歳8ケ月くらいから保育園に通いはじめて、時期はかぶることは無かったけど、保育園に通って保育士さんや年の近いたくさんの子どもたちと接する機会に恵まれたのはとても良かったと思っています。
保育士さんは、これまで何百人、下手したら何千人も子どもを見てきているプロ。
長男は、変に几帳面で頑固で、すごく人見知り、場所見知りをする子で、本当に大丈夫なんだろうか・・・と心配していましたが、たくさんの子どもを見ている保育士さんからとくに問題があると言われてない限りは大丈夫なんだと安心感もありました。
トイレトレーニングも周りを見て自然と覚えていったり、ついつい家だとやってあげてしまう服の着脱や、食事の基本的なマナーとか自然と身についていったように思います。
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人見知りする長男が、心を許していた「第二の母」と慕っていた保育士さんに、最後、私宛にお手紙をいただきました。
「初めて、●●(長男の名前)くんをあずけに来た時の心配そうな顔がついこの前のようです。」
からはじまり、子どもだけでなく、母親である私のことも見てくれていたんだと思ったら、とても嬉しかった。
そして、最後は
「子どもに遠慮しなくていいんだよ」
といった言葉でした。
当時の私は、「子どもに遠慮」しているつもりは全然無かったけど、子どもが第一というのは前提で、自分を犠牲にする必要は無いということを言いたかったんだろうなと、長男が10歳になりどんどん息子なりに「自立」していっている姿を見ると、保育士さんの言葉の意味がわかる気がします。
親に恩着せがましく、「あなたのために私はこうしたんだよ」と言われて嬉しい子どもなんていないはず。
人に任せられることは任せよう
正直はじめの復帰数ヶ月は、本当に大変だと思います。
週4、1日6時間拘束の時短での復帰だった私でも心底そう思いました。
お迎えがあるから、他の人より早く帰らないといけないのが、気の小さい人は胃が痛むかもしれないけど、仕方ないのでそこは仕方ないです、今なら言えるんだけど。
私は帰る間際どれくらいのトーンで「お疲れ様です」を言うかよく考えてた気はがする。
(本来なら、残業するのが当たり前になっている事自体がおかしいのだけど。)
今、あの当時の私に言葉をかけるなら、
- 1.夜ご飯は、もっと手抜きでいい
- 2.夫に洗濯、食器の洗い物は頼め
- 3.夜は子どもと一緒に早く寝て十分睡眠とって、朝早く起きよう(ギリギリだと何もかもが朝からしんどくなり、結果丸一日しんどい。子どもの寝不足は本当に可哀想)
- 4.仕事でも、無理なことと出来そうな事をきちんと伝えよう
だな。
「1.夜ご飯は、もっと手抜きでいい」
たいしたものは作ってないけど、きちんと毎夜イチから作ってたのが今思えば凄い。カレー続く日とかはあったけど。レトルトとか冷凍食品、もっと活用しても良かったな。
ご飯作る時間も大切だけど、休みの日にきっちり作って平日はもっと適当でも良かった気がする。帰ってきてやっとママと遊べるのに、ご飯作ってばかりだったら子どももストレスたまるんじゃないかな。
「2.夫に洗濯、食器の洗い物は頼め」
一番今なんで頼んで無かったのだろうと思うこと。
私の方が早く帰宅するし、夫も疲れてるだろうと思って、まとわりつく長男をたしなめながら、洗濯や食器の洗い物までして、何なら寝かしつけた後に帰宅してきた夫のご飯も準備してた気がする。
なんて良い妻だったのだろう・・・(遠い目)。
当時(といってもまだ9年ほど前だよ)はまだ子ども産んで、育休→復帰する人なんてすごくすごく少なくて、女性が家事全般を担う、こんな私でもそういうものだと思い込んでた。
食器の洗い物は食洗機もあるし、洗濯くらいなら夜帰ってから夫もできる。
「3.夜は子どもと一緒に早く寝て十分睡眠とって、朝早く起きよう」
当時、私は夜だらだらしてしまって、子どもを早く寝かしつけられず、翌朝当然ながら機嫌悪いのでもう朝忙しいのに機嫌も悪いと大変の無限ループ状態。。
保育士さんからも、連絡帳を見て「もう少し早く寝かせてあげてくださいね」と言われたことも度々。
でも、「夫が寝る頃に帰ってきて、そこから目が冴えて遊んでしまうんです、すみません、、、」みたいな言い訳を言うと、「無理して早く寝させなくても大丈夫ですよ」
と憔悴しきった私の感じが伝わったのか、そういう風に保育士さんが言ってくれただけで、ほっとしたな〜。
でも、今思えば、なんであんなに寝させるのが遅かったのか(23時とかそれ以降)。反省しかない。
次男の時の保育園の連絡帳↓
「4.仕事でも、無理なことと出来そうな事をきちんと伝えよう」
時間的に無理そう、技術的に無理そうなこと、これなら出来るといったことをもっと周りに相談するべきたったな。そしたら短い勤務時間でも、もっと役に立てたかもしれないと思う。
無駄なことは無い
で、仕事を続けることが100%正義!仕事を辞めたら敗北!というわけでは無い。と私は思っています。
とりあえず、復帰して続けてみて、ダメだったら辞めていい。
それくらいじゃないと、不安で押しつぶされそうやん?
私はそうでした。
変な話、オムツトレーニング、終わったら辞めてもいいかもしれない、って思った時期もありました。(苦笑)。
待機児童問題や働き方改革とかにも繋がるんだろうけど、仕事辞めると次が無い、というのが一番の大きな問題なんだと思うけど(仕事を辞めたくないわけじゃなくて、次が無いから辞められないというのが正しい)、それはここでは語らないとして、すごい勇気を出して、子どもをはじめて他人にあずけたり、仕事にも復帰するわけだから、このあなたの決断は紛れもなく、無駄じゃないと私は言いたいです。
私も、本当に迷いながらも、とりあえず、1ケ月でもうダメだと思うかもしれないけど、とりあえず1度復帰してみよう、と勇気を出したから今があると思っています。
(当時は、ママが育休を取得することすら珍しくて、周りに仕事しながら育児している人が圧倒的に少なかったから、余計に勇気がいったよ)
あの時、仕事に復帰したからこそ、無理なく仕事を長く続けていくなら、独立したいと思えるようになったし、夫もその後独立して会社も作れた。
いろいろ決めたことにゴチャゴチャ言う人はいるかもしれないけど、誰がなんといっても、勇気を出してあなたが自分で決めて、実行したことに無駄はないと思います。
とにかく家事は適当で、睡眠だけは親も子どももよく取れるようにしてあげてください。
余談(家事をラクにする)
余談ですが、食洗機があればフル活用して、洗濯機は乾燥までできるドラム式が超おすすめです。
今も我が家では、洗濯でハンガーに干して乾かすのは、上の服とズボンだけで、タオルや下着や靴下類は最後まで乾燥までかけちゃうので干すものが圧倒的に少なくなりました。
なんでもっと早くドラム式を買わなかったのだろうと当時思いましたよ(ドラム式買ったの、会社員辞める3ケ月前)。
朝起きたら、ふかふかに乾かされたタオルが出来上がっています。
下着とか靴下は乾燥機かけていいかわかりませんが、ふかふかになるし、特に縮まないので良しとしてます。
(電気代もそんなに変わらない。月1,000円も変わらないんじゃ? 毎日干すことを考えたら安い)